映画「ハーモニー」を見てきた!SF+百合描写で人間とはどうあるべきかを考えさせられる
TOHOシネマズ新宿で「ハーモニー」を見てきました。
Project Itohの第二弾となります。
一作目の「屍者の王国」が面白かったので、ハーモニーにも期待して観に行ったのですが、期待通り面白かったです。
ネタバレは避けます。
原作は読んでません。読んでない人間の感想です。
SFも百合も大好物なので、ドンピシャな作品でした。
PG12指定にもなっているので百合描写が苦手な人は厳しいですかね。
ジブリのような誰でも楽しめる映画ではなく、人を選ぶ映画だと思いました。
まあ初見で見るとかなり難しい話です。
台詞の一字一句をしっかり聞いてないとストーリーから置いてかれる感じ。
キャラクターの名前もトァンとか覚えにくいところもあって、ちょっと大変でした。
アニメでいうと西尾維新の「物語シリーズ」に似ているかな。
とにかく「会話」と「説明」の描写でどんどんストーリーが進んでいく。
アクションシーンはほとんどありません。
沢城さんの声が気持ちよいこともあって、どんどん引き込まれていく感覚の映画は久しぶりでした。
あと、プログラムとかHTMLについて知っているとニヤッとできる場面もあって、ちょっと嬉しかったり。
互いに思いやって病気もない優しい国、日本 = 幸せな世界 ではない。
ハーモニーでは、日本を「優しい国」って表現しているけど、だからといって全員が幸せと限らない。
管理された社会の中で、「平和」や「安定」が保障されていたとしても、本当の意味での自由はない。
そんな世界が本当に幸せなのだろうか?
という疑問を問いかける作品なのだと思います。